【試合情報】UNDER ARMOURスペシャルマッチ2019明治安田生命J3リーグ第6節vsカターレ富山 菊池監督 会見コメント
2019年4月14日

■菊池監督コメント

まずは勝利できなかった事に対して本当に申し訳ないという想いです。ホームで2連敗というのは見に来てくれたファン、サポーターの皆様をがっかりさせてしまったなと本当に申し訳ないです。立ち上がり、相手に我々の守備のボールを奪いに行くスペースをうまく使われてしまい、そこが守備がはまらなかった要因かなと思います。後半、失点の部分に関しても我々のミスとか攻撃に転じる時も、我々が相手よりもかなり多くイージーなミスを犯してしまったという点が攻撃のスイッチというかチャンスメイクできなかった原因だと思います。後半入ってすぐに同点にすることが出来ましたが、それ以降ゴールに迫るというところに関しては、なかなか選手間の距離感が悪くて、良い関わり、3人目とか連動して加わっていくことが出来なかったなというゲームでした。最後の失点はまだまだ時間がある中で、セットプレーで警戒していた選手を離してしまって点を取られてしまいました。次のゲームは1週間空くので、アウェイゲームですが今日出た課題をしっかり修正して、次こそ勝利してホームに帰ってきたいと思います。

 


<質疑応答>

■前半序盤以降はほぼ一方的に押し込まれたような展開だったが、結果的に同点になった後、畳み掛けるように、さらにもう1点という状況の中、運動量という部分でなかなか厳しい選手が何名かいて、攻勢を掛けられなかったと思うが、序盤失点してから30~40分間というのはどのような打開をチームとして試みたのか?

(菊池監督):守備のところですが、相手は我々が前へ出て来るところをかなり狙っていて、そこの修正をという事で、逆に相手を食い付かせるようなイメージを持つように選手には伝えていたのですが、少し前から行こうという意識と後ろではかなり人数が余ってしまった前半だったと思います。

 

■その狙いは見て取れたが、なかなか横パスが入った後の、他の選手のポジショニングだったり、ボランチが今日は本当に球際で負けてビビッて受けに行けなかったりという場面がとても目立った。そこを変えていかないと打開点はないのではないか。

(菊池監督):試合前は、「(菊池)将太に一辺倒、というようなゲーム展開だったら絶対に勝てないから、全員が強気で行こう」という事は共有していましたし、センターバックからも中盤に良いボールを入れていきたいという事でトレーニングを積んできて、そこからなかなか今日も立ち位置とか、立っているのにスペースとか間に入って行かない、ボールホルダーをしっかり見ていない、あとは技術的なミスといった部分が攻撃につながらなかった原因だと思います。

 

■今まで大きなミスというのは少なかったと思うが、今日は多くの選手にミスがあったように思うが?

(菊池監督):失点も、深井(脩平)選手のクリアミスからの流れですし、誰かという訳ではなく、全体的に集中力を欠く選手が多かったのかなと思います。

 

■富山はスピードのある選手が多く警戒していたかと思うが、試合を通してどうだったか。

(菊池監督):我々のミスから怖いシーンを作られたことはありましたが、それほど後手に回るというか置いていかれるシーンは無かったので、そういったところでの対応は出来ていたかなと思います。

 

■次の試合に向けてどういう所を重点的に修正していくか。

(菊池監督):自分たちでボールを持つ時間を増やすという事が多くならないと攻撃は出来ないと思うので、受け身にならず主導権を握れるような修正をしたいと思います。

 

■今シーズン初の2失点という結果になったが、どう受け止めているか。

(菊池監督):「2点目を取られないという事を徹底しよう」とチームで共有していましたが、今日に関しては警戒していたセットプレーでやられてしまったので、そこはもう一度見つめ直して、トレーニングで引き締めていきたいと思います。

 

■富山がだいぶ完璧な“グルージャ対策”をしてきていたと思うが、今後打開していくためにどのような策を考えるか。

(菊池監督):今日出場していない選手もまだまだいますし、中盤で薮内(健人)選手含めスペースを取るのが得意な選手、中盤で前を向ける選手が多いので、「敗戦から学ぶ」ではないですが、このチームのスターティングメンバーが試合ごとに入れ替わっていくという事は、これまでの「怪我人で選手がいない」というネガティブな意味ではなく、「誰が出てもおかしくない」という意味で入れ替わっています。今シーズンは高いレベルでのチーム内の競争が生まれていて、それが長い目で見た時にチーム力の向上になっていくと思いますので、そういった意味でも次節まで1週間空く(4/28(日)第7節vsガイナーレ鳥取(A))というのは、いかに次節までの時間を有効に使えるかどうかが、今後への大事なポイントになると思います。ただ、「中盤で前を向くという意識の向上」という作業は必要かなと思います。

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