今日は1,700名を超えるお客様にご来場頂き、我々を後押ししてくれる環境が整った中で勝利することが出来なかったということが残念で大変申し訳なく思います。ゲームの方は前半にチャンスを多く作ることが出来ましたが、ゴール前の差が出たゲームかなと思います。我々の良い守備から奪って良い攻撃というところは狙い通りできたかなと思います。後半になって深みを取られてボールを動かされた段階で後手後手になってしまったというところ、失点のシーンも含めて最後のシュートを打つ瞬間、あそこを打たせないというところが薄くなってしまったと思います。ただ出来ている所は継続して、しっかりと前を向いて次のゲームに活かしていきたいと思います。
■前半からペースを握ってチャンスを早々に掴みチャンスがありながらも、後半の2失点で敗戦するという展開だったが、修正の度合い、以前出来ていて今出来ていないことなどは何か?
(菊池監督):前節のゲーム(第29節vsギラヴァンツ北九州1-2●)と比較するとボールがシャドー、トップに入っていくところが薄くてビッグチャンスそのものが作れなかったことが反省でした。今日は藤沼(拓夢)選手や嫁阪(翔太)選手のところにボールが入っていき、宮市(剛)選手や白石(智之)選手がチャンスを作れたというところが出来てきたと思います。前半の小谷(光毅)選手のシュートや後半の谷口(海斗)選手のヘディングは良いコースに入っているはずなんですが、ああいう場面で決められないという部分が今日の結果になったかなと思います。
■前半は良い内容ながらもスコアレスで折り返して後半にFC東京U-23の反攻があると読める展開だったと思うが、それをもろに食らっての敗戦。どういうところが足りなかったと感じるか?
(菊池監督):前半は相手の立ち上がりも悪く、ボールの動かし方に迷いがあるように感じました。後半はテンポよく動かされてしまったところで我々のボールの奪いどころ、守備と連動していく部分のスイッチが入りづらいシチュエーションを作られたというところが敗因だと思います。
■相手のシステム、配置の変更があった時にボランチが消されて、ボランチと畑本(時央)選手に集められては潰されるというシーンがかなり多かったが、それに対する指示はあったのか?
(菊池監督):前半は縦に長いボールを入れていましたが、これだと終盤までペースが持たなくなるという事で後半は意識的にボールを動かしていこうという狙いでした。しかし、たまたま畑本選手のところにボールが収まってしまったり、白石選手のところでバックパスが増えたりだとか、後半に藤沼選手がバックパスで大きなチャンスを相手に与えてしまったりというところがゲームの流れを左右してしまいました。あれで相手の勢いがぐっと増したと思いますので、チームとして今日の経験を次のゲームに活かしていきたいと思います。
■途中交代で谷口選手はじめ3名を交代したが、好調の中で谷口選手を途中から起用した理由は?
(菊池監督):全体の前に出ていくバランス、90分を通してゴールを狙うという意図で交代も含めてチャンスをより確実に決めるイメージで後半からという起用でした。
■谷口選手は今季11得点を挙げている期待のルーキーだが、ここまで躍進している谷口選手の評価は?
(菊池監督):今シーズン怪我で途中離脱もありましたが、2試合に1点をとる位のペースで得点を決めており、チームの得点源だと思っています。残り3試合でさらに得点をあげてもらえれば個人としてもチームとしても非常に良いと思います。
■残り3試合となったが、今後の意気込み、抱負は?
(菊池監督):チームとして勝点40という目標で今シーズンはスタートしました。厳しい意見もいただきましたが、結果として目標に到達できるチャンスはまだあるので、しっかりと前を向いて全員でまたやっていこうと選手には伝えました。