【試合情報】岩手県人権啓発活動ネットワーク協議会PRESENTS人権マッチデー 2018明治安田生命J3リーグ第22節vsガイナーレ鳥取 菊池監督 会見コメント
2018年9月09日

■菊池監督コメント

まずは本当に足元の悪い中スタジアムに足を運んで下さった方々に勝利を届けることが出来ず残念に思いますし、申し訳なく思います。ゲームの方は入りの部分、ここ2連敗したゲームも含めて悪くはない入りだったと思うので、前半は狙い通りにいけたかなと思います。先に点を取る、追加点を取る、さらにもう一点取るというところに関してはここ2試合に比べて、良いゲームだったのではないかと思います。ただ、相手のストロングな部分、前線の3枚の攻撃というところは、やはりそれを全面に出されてきた時に耐えられなかったというところはチームの課題かなと思います。少数で守るわけではないので守備の場面では必ず全員で守るというところと、最後の失点に絡んでくるその前とかその前の前だったりとかそういったところが剥がされてやられてしまっていると思うので、そういったところの追及が今後必要な部分かなと思います。それが出来ることによって、失点がゼロになっていくのではないかなと思います。本当に今日は勝ちきれなくて残念だったと思います。

 


<質疑応答>

■3試合で10失点、5試合で14失点というリーグでも失点が多い状況だがこれから守備をどう立て直していくのか、どういったアプローチを掛けるのか?

(菊池監督):まず、流れが相手に行っている時間というところが失点する場面だと思うので、やはりファーストディフェンダーのところですね。はっきりと誰が最初のボールに行くのかというところを前節からの振り返りでも共有はしましたが、そこが甘かったと思います。あとはやはり今日ですとレオナルド選手や加藤潤也選手、フェルナンジーニョ選手のように個々の能力が優る相手ですと前を向いて仕掛けられたら止められない状況が出てきたと思うのでそういったところの1人目がだめなら2人目というチャレンジとカバーリングの組織づくり、ボールの局面のアプローチが大事かなと思います。それと同時に守備の距離感が離れすぎていて、1対1の局面が多くなったというところがあると思います。全体の距離感が良ければ一人かわされてもすぐに2人目がいけるという状況を作れると思います。

 

■距離感を改善するという意味ではフォーメーションの入れ替えも必要かと思うが?

(菊池監督):今日のゲームに関しては、我々が攻撃でGKにキャッチされたボールに関してすぐ前3枚のところに長いボールを入れられてしまい、どうしても物理的に戻りきれないプレーが出てしまうので、相手は前に放り込んでくるというところが狙いだったとは思いますが、3対3の状況に対して我々が4対3を作っておくというところが大事かなと思います。もちろん4対3の状況でも2点目を取られてしまった場面はありましたがその周辺の組織の作り方が大事かなと思います。

 

■前半と打って変わって後半はかなり打ち合いになった。今グルージャ盛岡で求められるのが2点目、3点目だと思うが今日に関してはそれが達成できた。しかし追い付かれてしまったという状況をどう捉えているか?

(菊池監督):苦しい時間帯、押し込まれている時間帯に何をしなければいけないか、どういうプレーを選択するのかというところの共有も含めてばらばらだったかなと思います。もちろんいいシーンもありましたが、終わり方がすごく大事かなと思います。シュートでしっかり終わって相手のゴールキックから始まるのと、シュートを打てなくてキーパーがキャッチすると長いボールが入ってきてしまうので、シュートで終わることが大事だと思いました。

 

■鳥取の前線の3枚の攻めの攻撃だったり、高い位置でカウンターだったりという事はこれまでのスカウティングでも明らかになっていた部分だとは思うが、どのような対処を想定していたのか?

(菊池監督):対処としてはまず攻め急がないというところでやはり相手のカウンターを受けないというところはかなり意識していましたが、なかなかGKにキャッチされたり、シュートを打ちきれなかったりというところがあったと思います。

 

■2点リードの時点で盛岡側とすればオープンな展開には持ち込ませたくなかったと思うが、結果的には両チームの3トップが自由に動いて共にシュートシーンをつくり、そんな中でも追いつかれたがオープンな展開を作らせない為の策やピッチ内の共有は何かあったか?

(菊池監督):今日も少し後ろのラインが下がってしまい、中盤を押し上げるという作業、どうしても長いボールが怖くなってしまって下げるのが早かったりとか、それが足元に入る要因だったりということがあったと思うのでそこは共有したいと思います。

 

■今日得点を決めた谷口海斗選手、鈴木達也選手の評価は?

(菊池監督):谷口選手に関してはここ数試合でかなり得点を挙げている選手なので個人としてはかなり良いプレーだったのではないかと思います。ただもっと貪欲にもっとゴールに迫るというシーンもあったり、前半にはワンタッチが相手にわたりカウンターを受けたシーンがありましたのでそういったところのプレーの精度は高めていってほしいと思います。ただ、1試合で2得点をあげるという事はとてもすごいと思いますのでグルージャにとっては大事な戦力だと思います。鈴木選手に関しては久しぶりの出場でしたが、良い仕事をしてくれたと思います。最後少し体力的にしんどい側面が見えたので交代させましたが、本来は右サイドの選手ですが、今日は左サイドで良い働きをしてくれましたし、本人の特徴を出してくれたと思います。あそこで足を振らなければ入らないことなので勇気をもって足を振ったというところは評価したいと思います。

 

■鈴木選手と久保海都選手がポジションを入れ替わっても良かったかと思うがあえてその選択をした理由は何か?

(菊池監督):鈴木選手に関しては中に入ってシュートが打てるかなと思ったのと、あとは上下動が出来る選手なので起用しました。久保選手は運動量というよりは高さがあり、ゴール前のところで迫力を出せるかなという点を少し意識して配置しました。

 

■守備での交代をせず攻撃のカードを切ったのはなぜか?

(菊池監督):後ろの3枚を変えるよりは、前でプレッシャーがかかる方が全体の守備がかかると思うので、守備の比重を後ろにするのではなく、前線から守備をさせたかったというのが狙いです。

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