【試合情報】バウエモLTEプレゼンツ2019明治安田生命J3リーグ第14節vsギラヴァンツ北九州 菊池監督 会見コメント
2019年6月29日

<菊池監督コメント>

今日も素晴らしいスタジアムの雰囲気を作って頂いて感謝しかありません。そういった中で皆さんに勝利を届けられず非常に残念です。

ゲームは立ち上がりの相手のセットプレーでトリックプレーから簡単に失点してしまいました。試合を通じて計4点がセットプレーから生まれましたが、前半のうちに勝ち越しを許したものの後半に追い付くことが出来たという点はポジティブに捉え、守備面も3失点はしましたが狙いとしている守備は出来つつあったので、最後のミス絡みの失点をチーム全体の課題として受け止めて次に臨みたいと思います。

 


<質疑応答>

■攻守で手堅い印象のある北九州に対して試合前はどのような意識を持たせて試合に臨んだか?

(菊池監督):失点が少ないことから強固な守備そして勢いのある攻撃は脅威に感じていたので、「まずは強い守備意識を持とう」という声かけはしていました。セットプレーでやられてしまったのが悔やまれます。攻撃についてはボールを奪ったらまず「FWの選手を見て早く攻撃をしよう」と伝えていたのですが、なかなか前線にボールを供給することが出来ず、横に出したボールを奪われて、逆に守備に回るという悪循環が生まれていました。

 

■今日の試合は後手に回るのではなく先手を打つことがポイントだと感じていたが、そういった展開にならなかったのはどういった要因が挙げられるか?

(菊池監督):テンポ良くボールを動かされてしまったことと、試合の立ち上がりから守備のところがピッチ上で混乱が見えました。宮市(剛)選手、谷口(海斗)選手を含めた前線の選手が相手のボールホルダーに対して守備に行ききれておらず、数的不利な状態でボールを奪いに行ってしまったりしていて、全体としての守備にズレがあるように感じました。修正も出来る時間もありましたが、相手が攻撃をやり直した時に「誰が行くのか?」というのがはっきりしなかったかなと思います。

 

■前線から相手へのプレーの制限をかけられずに守備陣の対応も少し後手を踏むような形となったが、今後の守備の仕方をどう整備していくか?

(菊池監督):「どこで人数をかけるべきか」というのはしっかりと擦り合わせないといけないと思います。縦を切るのは誰で、その空いたスペースに誰がスライドするのか、という共有はしたいと思います。ただ、一見やられているようなシーンもありましたが、福田(友也)選手がしっかりと身体を入れてカバーリングをする、というのは狙い通りだったので最後の失点シーンを除いてある程度出来ていたようにも感じました。なので「どこで」「誰が」奪いに行くのか、というのは、もっとはっきりさせたいと思います。

 

■ここ数試合は序盤戦に比べて失点がかなり増えてきているように思うが、どこに原因があると感じているか?

(菊池監督):「いかにボールを奪うか」というところに尽きると思います。今日の試合においては相手の方が「組織的な守備」と「局面での1対1」で優れていたと思います。「我々がボールを奪いたいところはどこなのか?」ということを意識レベルで変えないとゴール前で守るシーンが増えてしまうかなと思います。我々の守る位置がゴールに近ければ近いほど相手にとってはチャンスなので、それを少しでも遠ざける作業が必要になってくると思います。

 

■次戦は柏レイソルとの天皇杯(7/3(水)2回戦)となるが、どういった準備で臨むか?

(菊池監督):レギュレーションもカテゴリーも違う中で、我々としては「全てを出し切らなくてはいけない」というような試合になると思うので、時間はあまりないですが、しっかりと準備をして明るいニュースを岩手に持って帰られるように戦いたいと思います。

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